今回は猟犬の選び方について解説します。
まずは、自分がどんな狩猟スタイルで獲物を捕獲したいのかをはっきりさせる必要があります。
狩猟スタイルの種類は次のとうりです。
この2つを解説していきます。
猟犬と行う巻狩り(グループ猟)
この巻狩では色々な犬種で行う事ができると思います。
実際に使われているのは、プロットハウンドやビーグルと言われる犬種で洋犬の一種です。一概にこれと決めることはできませんが、比較的多い印象ですね。洋犬は比較的飼い主以外にも友好的な性格の犬が多く、父や祖父が飼っていた犬たちも洋犬で子供や赤の他人にも尻尾をふって行く様な人が大好きな性格でグループ猟に適した犬が多いと思います。
洋犬は特徴として、よく走る、よく吠える、飼い主からも離れて捜索範囲が広いという特徴がありますので巻狩りに適していると言われています。デメリットとして捜索範囲が広すぎて一山、ニ山と山越え谷超え状態になり、回収に時間がかかったりする場合があります。場合によっては当日中に見つけることができずに山に置き去りになるケースもあります。実際に私が子供の頃、父の飼育していた犬が狩猟中に見つからなくなり、毎日探しに行っていたり、離した山を超えてその山の裏の集落の人達に保護されたりと言う事もありました。なので犬種の特徴や習性を理解し、狩猟者はどんな狩猟方法で捕獲したいかをはっきりさせる必要があるのです。
猟犬と行う単独猟
猟犬を使った単独猟は、一般的に和犬を使う方が多い印象です。筆者も和犬(甲斐犬)と単独猟を行っています。もちろん洋犬と単独猟をしている狩猟者も居られます。
和犬の特徴として、飼い主から離れない、獲物を実際に見るまで吠えないという印象です。和犬は警戒心が強い犬が多く飼い主意外に心を許しづらい傾向にあると思います。その点から単独猟向きだと言えます。もちろん巻狩りにも使われています。デメリットとして飼い主から離れないので飼い主がひたすらあるき続け獲物の寝ている所まで連れて行く必要がある所です。筆者はそれがデメリットとは感じていませんが狩猟者としての知識や経験、実際に獲物が居る場所や食事している場所、寝ている場所をしらないとただただ歩き続ける事になります。
なので、自分自身がどの様な方法で獲物を狩るのかを決めて犬種選びをするかがとても重要に感じます。
1人で山に行きたいのか、複数人で山に行きたいのか、筆者は自分1人と犬1匹で山に行く事に憧れを持って居ましたので和犬(甲斐犬)を選びました。
ここまで、巻狩りと単独猟について書きましたが、あくまで参考にする程度で良いと思います。犬はあくまでも生き物でその個体別に性格もありますし、絶対に思い通りになる保証は何処にもありません。自分の思い通りにならなかったり、実際に飼ってみて思ったのと違うってなった時に保健所に連れて行って処分したり、山に捨てに行ったりする狩猟者が居るのも事実なので本当に好きな犬が居るのであれば、自分の好きな犬と山に行けばそれで良いと筆者は思います。
まとめ
単独猟なら和犬がオススメ、グループ猟なら洋犬がオススメだと思います。
気になる犬種や、好きな犬種が居る場合はその犬で挑戦するのが1番だと思います。
以上、最後まで読んで頂きありがとうございました。
コメント